影山木材は、自然素材で循環型資源である駿河桧・駿河杉の供給を通し、ココロとカラダの“幸せ”を育む「生活環境創造」を支援します。    影山秀樹
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静岡木協九州視察研修旅行、1日目
2月24日から26日の2泊3日で、静岡木材業協同組合の視察研修旅行に参加してまいりました。行先は九州熊本と鹿児島です。

まずは富士山静岡空港からFDAで福岡空港へ。


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天気がよければこの正面にドカンと富士山が見えますが、今日は残念。


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福岡空港からバスに乗って、まず最初の視察は熊本の玉名製材協業組合。

ここの大石理事長は大学卒業後弊社に住み込み修業をされていたかたで、私が小学生時代に一緒に毎朝道路の掃除をしたことが思い出されます。

玉名製材協業組合は従業員数76名、年間原木消費量は11万㎥と、全国でも有数の規模で製材をしています。主な商品は構造用集成材のラミナです。

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これはカーブソー。
原木の曲りに合わせて、帯鋸の本機がスライドして歩留まりよく製材します。

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角材にした後、右手のギャングソーで一気に板割にします。ツインバンドもギャングソーも送材速度はそれほど早くありませんが、太い原木がみるみるうちに製材品になっていくので、生産効率は外材工場並みです。

この工場の凄いところは、全国で10指に入ろうかというほどの原木消費量を誇りながら、補助金を一切利用していない点です。最新鋭の工場のように綺麗に整備はされていないし、機械も中古を利用しているのが多いそうですが、補助金をもらっていたら不可能なほどイニシアルコストを圧縮しています。詳しくは書けませんが、ざっと見積もると5分の1以下ではないかと思われます。2分の1の補助金を受けるよりも、圧倒的に有利な工場であると言えます。

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この減価償却の極端に低い工場を、とにかく回す回す回す。
製品単価が安い分を量でカバーしています。

立ち止まっている暇はない。
多少のことには目をつぶり、とにかく前進する。
その中でトップは常に前を、そして上を見続けている。

そんな印象の工場でした。





次に行ったのは山鹿市の「さくら湯」の建設現場。
予定には入っていなかったのですが、大石理事長のはからいで急遽見せていただくことができました。昭和48年に老朽化のために取り壊された公衆浴場の施設を再建している現場です。
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延床面積1000㎡の大規模木造ですが、すべて無垢の国産木材でプレカットは使わずにすべて手刻みです。伝統技術の凄さを垣間見ることができる、素晴らしい現場でした。

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この長い梁も金物は使わずに、ごく普通の継手で接続されています。

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コミ栓を丁寧に叩き込んでいます。

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接合部が美しいですね。

施工担当の野中建設さまは、突然訪れた我々を歓迎してくれて、丁寧に説明をして
下さいました。そのお顔は自信に満ち溢れ、この建物を建てるという仕事を誇りを持ってやっているのがハッキリと見て取れました。

本当に素晴らしい現場を拝見することができました。こころより感謝申し上げます。






次は山鹿の八千代座を見学。
こちらでは野中建設さまのお口添えで、普通なら入ることができない屋根裏まで拝見させていただきました。人の繋がりは本当にありがたいものです。感謝感謝。

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平成の大修理で外観も綺麗になっています。
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古めかしい広告が見ていて楽しくなります。
秀逸なのはガイドのお姉さんの話。吉本興業に就職できそうです。(笑)

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木協の面々です。
このマス席で8人用。ちょっと狭いです。

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奈落の底へ。(笑)

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これが回転舞台の下。
4人でこれを回します。

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バッコリと割れている柱。
もちろん木材は割れても強度は落ちません。
古い建物の木材はみんな割れていますが、立派に構造材としての勤めを果たしています。

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普通は入れない屋根裏。
丸みのある構造材が大屋根を支えています。
木材は丸みがあっても強度は落ちません。

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古い建物を大切に引き継いでいく。
そこには大変な苦労があると思われますが、この建物を誇りに思うからこそできることだと思います。





今日は盛りだくさん。
最後は熊本城です。
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長塀が美しいですね。

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出来たばかりの本丸御殿。
せっかくの立派な建物なのに、展示物が邪魔です。

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こちらは宇土櫓。
RC造の天守よりもこちらがいいね!

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う~ん、カッコいい!
駿府城にも天守が欲しいですね!


盛りだくさんの一日でした。
夜は郷土料理に舌鼓をうった後、三々五々熊本の町に消えて行きました。(笑)
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by h_kgym | 2012-02-25 13:15 | 木材関係団体
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