影山木材は、自然素材で循環型資源である駿河桧・駿河杉の供給を通し、ココロとカラダの“幸せ”を育む「生活環境創造」を支援します。    影山秀樹
by h_kgym
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吉野で駿府城坤櫓用材を検品
3月8日~9日で吉野へ行ってきました。
目的は駿府城坤櫓再現工事に使用する木材の検品です。

一昨年の秋に静岡木材業協同組合が静岡市から受注し、一昨年末から昨年の3月までに製材。約1年の天然乾燥の後に修正挽きをして今回の検品になりました。
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巨大な化粧梁。


公共工事の場合は地元の木材を使用するのが原則です。今回も地元の安倍藁科流域の木材を積極的に使用し、間に合わないものは天竜から原木を調達しましたが、城郭のような巨大木造になると使用する木材も大きなものが多く、どうしても無理なものは吉野に発注しました。

発注先は吉野銘木製造販売㈱です。

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土台と大引き。



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破風板。



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今回の最大幅の板、懸魚(げぎょ)。



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破風板には型紙をあてて、ちゃんと取れるか検品します。



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裏甲と茅負にも型板をあてます。捨ててしまうほうが多いですね。もったいない~。



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床板です。
凄いボリュームです。



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この板は石落としの蓋になります。




化粧材には割れ防止のための仕掛けを、あの手この手でしてあります。

最初の製材の直後に木口に紙をボンドで巻く
板目に割れ止めを塗る
薄い板をところどころに張り付ける
背割には矢を打ち込む
乾燥が進むにつれて矢が緩くなるのでさらに打ち込む
木口が割れてきて、更に割れが進んでしまいそうな部分にはカスガイを打つ
乾燥具合をみながら保管場所を入れ替えていく
挽直しには製材以上に時間をかけて慎重に
挽直し後にもう一度割れ止めを塗る
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張り付けてある板。
これは効きそうですね。



吉野銘木さんは社寺仏閣用材ではたいへんな信用を得ている会社です。
地道な作業を確実に行う。
その積み重ねが会社信頼に繋がっています。

大きな材を天然乾燥すれば、割れが入ってあたりまえ。その言葉に逃げ込んでしまうことなく、とことんできることをしています。

「やった方がいい」と思っても「さすがにそこまでは」と思ってしまえばやらずに済ませてしまう事は多いものです。しかし、信頼を得るかどうかはそのような部分に掛かっています。
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倉庫の壁に掛けて保管されている丸太。
長さ20メートルです。(驚)


「ここまでやってくれるんだ」と相手に感じさせる。そうやって感動を与えることで信頼を勝ち取る。それを一つ一つ積み重ねていって、それが会社の歴史になる。

老舗というのはそうやって生き残ってきたのです。

影山木材も時には老舗と呼ばれます。
その名に恥じぬよう、毎日一つ一つの仕事に心を込めて、積み重ねていかなくてはなりません。信頼を得るには地道な積み重ね、失うのは一瞬です。

お客様に感動していただけるよう、私たちも毎日積み重ねてまいります。
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by h_kgym | 2012-03-09 16:21 | 製材・製品
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