カテゴリ
お気に入りブログ
tsekkei(しぞーか... 自由工房.blog tsekkei(しぞーか... 富士山・近くの山の木で家... しずおかMOKUネット 富士ひのきと漆喰の家。 フジモクスタッフのブログ 富士山麓で暮らす 静岡の石屋のひとりごと ... 足揉み(あしもみ)日記 スクール静岡 あさかぜ散歩 静岡のスマイリスト 楪【... サノアクマのブログ ㈱コトブキ観光 さのヨイ... リンク集
以前の記事
2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 最新のトラックバック
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
8時にホテルを出発し、人吉の伐出現場を見学。
広さは5ha、桧57年生の皆伐。 昨年の11月から着手し、3月いっぱいで終了します。 ちょうど今弊社に入荷している上井出材と同じような現場です。 シンプルに皆伐施業をしています。 目を見張るのは山土場での選別の正確さ。 プロセッサーで枝払い造材した材を、グラップルが丁寧に選別して フォワーダに積み込んでいます。 長さ径級毎に選別されていて、そのまま積み込んで製材工場へ搬送できる ようになっています。 山土場までの搬出経費は3500円/㎥。 工場までの運送費は1500円 日当は7000~12000円。 桧の平均単価が17000円。 計算してみると、数字のつじつまがあっています。 補助金ありきの林業とは違いますね。 それと、機械がとても綺麗です。 機械代金が高く人件費が安いので、とても機械を丁寧に手入れを しているそうです。 南栄が買った重機を業者に貸与して、リースが終わると払い下げる そうですから、大切に使っているようですね。 少人数で効率よく、機械をフルに稼働させて採算を合わせている。 たった3人なのに、現場には活気が感じられました。 ホームセンター「A-Zはやと」を見学しました。 20年くらい前にロサンゼルス郊外のショッピングセンターに行きましたが、 規模感は同じくらいあるように思います。 販売品目は、生活に必要なものは全て売っているのではないか? というくらい何でも売ってます。 のものがいっぺんに、自由に見ることができます。 自動車のディーラーというと、普通の人は買う目的がないと行きませんが、 ここは日常の買い物をしながらついでに車を見ることができる。 衝動買いの癖がある人には非常に危険な状態であると言えます。 場内にガソリンスタンドもあって、車を買ってそのまま乗って帰る 事ができます。(笑) 今日の宿泊は指宿いわさきホテル。 九州三大ホテルのひとつで、管内で普通に迷子になれます。(笑) 今夜は繰り出す街もないので、それぞれ部屋でのんびりとすごしました。 #
by h_kgym
| 2012-02-26 11:43
| 木材関係団体
2月24日から26日の2泊3日で、静岡木材業協同組合の視察研修旅行に参加してまいりました。行先は九州熊本と鹿児島です。
まずは富士山静岡空港からFDAで福岡空港へ。 ここの大石理事長は大学卒業後弊社に住み込み修業をされていたかたで、私が小学生時代に一緒に毎朝道路の掃除をしたことが思い出されます。 玉名製材協業組合は従業員数76名、年間原木消費量は11万㎥と、全国でも有数の規模で製材をしています。主な商品は構造用集成材のラミナです。 原木の曲りに合わせて、帯鋸の本機がスライドして歩留まりよく製材します。 この工場の凄いところは、全国で10指に入ろうかというほどの原木消費量を誇りながら、補助金を一切利用していない点です。最新鋭の工場のように綺麗に整備はされていないし、機械も中古を利用しているのが多いそうですが、補助金をもらっていたら不可能なほどイニシアルコストを圧縮しています。詳しくは書けませんが、ざっと見積もると5分の1以下ではないかと思われます。2分の1の補助金を受けるよりも、圧倒的に有利な工場であると言えます。 製品単価が安い分を量でカバーしています。 立ち止まっている暇はない。 多少のことには目をつぶり、とにかく前進する。 その中でトップは常に前を、そして上を見続けている。 そんな印象の工場でした。 次に行ったのは山鹿市の「さくら湯」の建設現場。 予定には入っていなかったのですが、大石理事長のはからいで急遽見せていただくことができました。昭和48年に老朽化のために取り壊された公衆浴場の施設を再建している現場です。 延床面積1000㎡の大規模木造ですが、すべて無垢の国産木材でプレカットは使わずにすべて手刻みです。伝統技術の凄さを垣間見ることができる、素晴らしい現場でした。 施工担当の野中建設さまは、突然訪れた我々を歓迎してくれて、丁寧に説明をして 下さいました。そのお顔は自信に満ち溢れ、この建物を建てるという仕事を誇りを持ってやっているのがハッキリと見て取れました。 本当に素晴らしい現場を拝見することができました。こころより感謝申し上げます。 次は山鹿の八千代座を見学。 こちらでは野中建設さまのお口添えで、普通なら入ることができない屋根裏まで拝見させていただきました。人の繋がりは本当にありがたいものです。感謝感謝。 秀逸なのはガイドのお姉さんの話。吉本興業に就職できそうです。(笑) このマス席で8人用。ちょっと狭いです。 4人でこれを回します。 もちろん木材は割れても強度は落ちません。 古い建物の木材はみんな割れていますが、立派に構造材としての勤めを果たしています。 丸みのある構造材が大屋根を支えています。 木材は丸みがあっても強度は落ちません。 そこには大変な苦労があると思われますが、この建物を誇りに思うからこそできることだと思います。 今日は盛りだくさん。 最後は熊本城です。 せっかくの立派な建物なのに、展示物が邪魔です。 RC造の天守よりもこちらがいいね! 駿府城にも天守が欲しいですね! 盛りだくさんの一日でした。 夜は郷土料理に舌鼓をうった後、三々五々熊本の町に消えて行きました。(笑) #
by h_kgym
| 2012-02-25 13:15
| 木材関係団体
今日は、弊社富士工場前の山林にて「木魂祭」が開催されました。
お客さまの急なご要望だったために専門職の伐り手を手配できず、今日の木こりは私が務めました。(汗) 子供たちは元気に駆け出します。 これから一生を共にすごす大切な大黒柱ですから、慎重に・・・。 お父さん、思わず抱きつきます!! いよいよ伐ります! おニューのチャプスが眩しいでしょ? 根っこを切って、お土産にします。 小さな椅子や飾り台に使って下さいね! 馬乗りの図。 今日、伐られた木は、植物としての生命は終わります。 しかし、この木は第二の生命を与えられて、お施主さまと人生を共に生きてまいります。 #
by h_kgym
| 2012-02-18 20:57
| お客様支援
明日、弊社の常務と大工さんが建具の調整の為にお施主様のお宅を訪問することになりました。お引き渡し後に訪問できることは少ないので、これはまたとないチャンスです。「何か手土産を」と思いお菓子でも・・・と考えましたが、それでは能がありません。
条件としては、 木材産地の香りをお届けして喜ばれるもの、 あまりガサばらないもの、 工務店さまのお邪魔にならないもの、 工場で頭をひねり、桧と杉のキューブを作ることにしました。 25mm角の立方体を作って、サンドペーパーで軽く面取りして完成。 割り箸に続くノベルティグッズとして活躍してくれることでしょう。 工務店さまのお役に立てるように、今後もこのようなグッズをどんどん作ってまいります。 #
by h_kgym
| 2012-02-17 13:38
| お客様支援
2月9日(木)に「静岡のみどりを増やす会」の公開フォーラムに参加しました。
300~400名ほどの参加者の会でしたが、市内の著名な皆さんがあちこちにおられて、冒頭に長々と県知事が挨拶、市長がフル参加、ゲストに俳優の赤井英和氏という豪華な顔ぶれでした。内容は、いかに静岡市内の街路樹が少ないか、どうして少ないのか、行政の対応は?、市民の意識は?、というものでした。 しかし、静岡市のなんとも情けないこと・・・・。 市民100人あたりの街路樹の本数は僅かに2.9本。全政令市中、下から2番目です。1位の広島市は48本ですから、実に16倍もの差があります。その街路樹の維持管理費用が静岡市は2.2億円、広島市は4.8億円。とても納得できる数字ではありません。 街路樹の剪定の仕方も話題になりました。静岡市では落葉した後の苦情が数多く寄せられるので、秋になって赤や黄色に色づいてくる前にバッサリと剪定してしまうことが多いようです。電線も地中化されているところは少ないので、あまり伸びすぎないように枝を切りまくる。だから枝の広がりが少なく、上にも伸びることができない、奇妙な形の街路樹が多いのです。対比に出された韓国の大邱市のプラタナスの街路樹の画像は本当に素晴らしいものでした。 どうやら、基本的に市の緑化政策は市民からの苦情の対応が中心になってしまっていて、思うような街の景観や環境を作り出すことができなくなっているようです。他の都市では地域住民が中心となってやっている街路樹の維持管理を、市が職員を派遣したり造園業者に委託してやっているので、本数の割に大きな費用がかかっています。 この状況の根本的な解決は、市民の側にキーがあると思って間違いなさそうです。 落ち葉の掃除がたいへんだから、 雨樋が詰まってしまうから、 日陰になってしまうから、 蝉がうるさいから、 ・・・・苦情や要望はたくさんあります。行政が対応すると、最終的には木を伐るという対応になってしまうのも理解できなくはありませんが、それでは本末転倒です。 そういえば、パネラーでご参加下さった、駅前に素晴らしい並木道のある国立市元市長の上原公子さんは迫力がありました。市政8年をまっとうされた実績から出てくる言葉には重みがあります。市長1年生の我が田辺市長はたじたじでしたが、きっと立派な市長になってくれると信じています。 このフォーラムの中で、ショッキングな事実が知らされました。 その松の木が13日の月曜日にすべて伐採される予定になっているとのことでした。 その事実をアナウンスしたとたん、会場は落胆・悲鳴・怒り・失望などの感情に包まれました。 伐採予定日まであと4日。あまりにも時間がなさすぎます。 どうすることもできないまま、フォーラムは終了。私はやるせない思いだけを心に残して会場を後にしました。 翌日の2月10日。 午後4時から大崩の松風閣で会合があったので、その前に中野新田の松を見に行きました。現地には昨日のフォーラムを受けて、民放の取材でカメラマンとリポーターが来ていました。 松の巨木は数日後には伐られてしまうのを知ってか知らずか、力強い幹とは裏腹になにか物寂しげにたたずんでいるように見えました。改めて見上げてみると、太い枝はほとんど剪定されてしまっていて、ただ太い幹だけがそそり立っており、枝葉は上部に残っているだけで、私にはとても痛々しく見えました。木材業者の悪い癖で、木材としての価値を考えてしまうのですが、これだけ激しく剪定されていると、切った部分から雨水が入って内部に悪影響を及ぼしているのが想像されます。 職業柄、木を伐ることに対しては罪悪感は薄いのですが、それでも200年の歴史をここで消し去ってしまっていいのか、市内に僅かに残る薩摩土手の名残をまた一つ無くしてしまっていいのか、悲しい気持ちでいっぱいになりました。 しかし・・・・その松の傍は住宅が密集しています。住宅から見て松の向う側は安倍川の河原で、方角は西向き。当日もそうでしたが、松の方から常に強い西風が吹いているのが想像できます。屋根や庭に降りそそいでくる葉や枝は、そこに住んでいる人にしか解らない悩みになっていることでしょう。「松の方が先にあった」と言えば確かにその通り。しかし今は、後からそこに来た人に権利を認める社会になっていますから、悪いのは社会の構造そのものなのかもしれません。 この松は少し離れたところにポツンと立っています。 こちらはのびのびと枝葉をのばしているし近くに民家もないので、伐られることはないでしょうね。ついでに・・・なんてことがないように注意しなくてはいけませんね。 今朝になってfacebookに嬉しい知らせが。 とりあえず伐採は一時ストップになったようです。 これで議論する時間ができましたね。 対立ではなく、議論で解決できればと思います。 #
by h_kgym
| 2012-02-11 13:09
| 静岡地域ネタ
|
ファン申請 |
||